
|
発注者から受領した図面データは『AutoCAD』に取り込む前に、『VectyScope』を使いデータのチェックをする。そして、エラーが出るなどの問題がなければ、その時点で『AutoCAD』に取り込み、データ変換を行なうという手順だ。このチェックにより、当初の図面にエラーが生じた場合は、その段階で、発注者と発注図面をどのように修正するかを打ち合わせする。このように、まず初期のうちにエラーを発見、解決をすることで、後々発生する作業負担を軽減することができるようになった。また、「『EXPERT-CAD』や『Vecty Scope』を使い、図面チェックをかけると、基準に従わない図形をハイライト表示します。この機能は、発注者から受領した図面のチェックはもちろんのこと、私どもが電子納品を行う際の、完成図面のチェックにも役立てることができます。最終確認にも利用できますので、『VectyScope』のチェック機能は重宝しています」と加藤氏は語る。 |
|
同社では、これらのシステム導入後、思わぬ効果を発見したという。「施工計画書を簡単にきれいに作成できるようになったのです。施工計画書は工事に着手する前に必要となる書類なのですが、これまでは、AutoCADから図面を貼り付けていましたが、きれいに張り付けが出来ず、印刷した紙をスキャナで読み取っていましたが、「VectyScope」を使えば、図面の一部を範囲指定し、コピー&ペーストで簡単・きれいに書類へ貼り付けることができるのです。施工計画書の作成業務は地道で細かい作業ですが、今までは、それなりに人手と手間がかかっていました。それがいとも簡単に加工し、作成できるようになりました。この作業工数の削減効果は、大きいですね」と加藤氏は語る。
|
同社では、基幹データを本社に置いているため、必要な情報は現場からインターネット経由でアクセスする形となっている。情報の共有や、利用の仕方について、「現場と共有する情報には、図面情報、工事情報など、さまざまなものがあります。図面情報の保存は、工事が完了後、CD-ROMで電子納品をした後のデータを本社に送り、それを全社で共有するようにしています。類似工事が発生した場合にはデータを再利用することができますし、アーカイブされている情報をもとに営業などの支援に活用することができますから、便利です」と加藤氏がその活用方法について説明する。 |
|
また、国土交通省のPPI (Public Works Procurement Information Service:入札情報サービス)で公開している入札工事の情報をバッチ処理で取り込み、それをExcelで加工し社内用のホームページで社員に公開するなどの工夫をしている。「これらの情報の開示は、特に現場監理を行っている担当者に、世の中の工事や技術の動向を知ってもらう、いわゆる啓発のために行っています」と加藤氏は語る。
同社はCADソフトの他、『Web de Document(現:アルファオフィス)』も導入している。これは情報共有に有効なツールで、建築関連部署で、協力会社との図面データのやりとりに使っている。また、ヘルプデスクのソリューションとして、『RSup』を導入している。遠隔操作機能で、相手のPCを操作しながら問題解決を図れるので、同社のように多くの現場が遠隔地にあるような業態にはうってつけなソリューションである。
そして、加藤氏は今後の抱負として「今後は電子納品のデータを全文検索できるようにしたいと思っています。『EXPERT-CAD』と『VectyScope』のAutoCADファイルからの変換特性を活かした図面の描き方を習得し、社内に普及させたいですね。なんとかして社員にも習得させ、全体のスキルアップを図りたいと思います」と語る。「当社は土木工事の専門家ですが、ITの専門家ではありません。大塚商会さんは、些細なことでも困った時に、すぐに助けていただけるのはありがたいですね」と管理本部情報システム部の下方清志氏は語る。そして、「大塚商会さんは、こちらが思っていることを実に良く理解してくださいます。こちらがこうしてほしいと思うことにすぐに対応していただけますし、価格も非常に安価です。また、大塚商会さんの社内のネットワークが徹底していますので、話がすぐに通じます。私が社内向けホームページで社員にさまざまな情報を提供していることは、実は大塚商会さんの社内情報の流通のあり方を見習ってのことでもあります」と語るのは加藤氏で、社員のアクセス数をさらに伸ばしたい、と意欲を見せる。大塚商会は、同社の社内の活性化にも一役買っているようだ。
![]()
株式会社大塚商会ケンセツ21事務局
![]()
※受付時間 月〜金 10:00〜17:00 (土日祝日、年末年始はお休み)
アルファオフィスをオンラインで体験いただけるアルファオフィス体験サイトをご用意しております。ご利用には弊社発行の専用IDが必要になります。ご希望の方は下記注意事項をご確認の上、お申し込みください。