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今年1月から「設計WAN」の運用が開始されたことにより、同社の顧客サービスと提案力、そして設計アウトプットは飛躍的に強化された。そのひとつは、設計アウトプットの迅速化である。 従来は、顧客との打ち合わせで設計要件が決まると、CADを導入している拠点であっても、その拠点が設計した過去のデータしか参照することができなかった。とくに昨今の個性化傾向が強い形状デザインは、受注案件ごとに設計を白紙状態からスタートさせるのと大差はない状態であった。設計を外部委託していた拠点では、委託をして図面を納品してもらうまでの待機時間というロスまで背負い込まなければならなかった。 |
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ところが『Visual Finder』の導入によって、全拠点の設計データと図面が福岡支店のWebサーバに蓄積され、一元管理される情報共有体制が整備された。その結果、設計の共通部分はデータベースを利用して、形状デザインなどオリジナル性の強い部分だけを新設計すればよくなったため、設計アウトプットの手間と時間は著しく短縮された。 |
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福岡支店の藤田武夫支店長は「当社の営業部員が設計図をお持ちすると、『あれ、もうできたの?』と驚かれるお客様が多いですね」と顔をほころばせる。
二つ目は、営業のプレゼンテーション力の飛躍的向上である。従来は、CAD導入支店でも設計データ・図面の参照は、CADを操作している設計部員にいちいち頼まなければいけなかった。そのため、営業は施工写真集を中心にビジュアル資料を作り、足りないところは口頭説明という形でしか顧客へのプレゼンテーションを行うことができなかった。営業部員にとっては隔靴掻痒このうえない提案活動だったと言えるだろう。
しかし、「設計WAN」の構築によって、全拠点の営業部のパソコンからWebサーバにアクセスし、いつでもデータベースを利用できる体制を整備。さらに『Visual Finder』のオプション機能である図面ビューワの活用により、Webサーバに蓄積されたデータを営業部員自らが利用するなど、顧客ニーズを隅々まで汲み取ったビジュアル的な提案が可能となった。プレゼンテーションの品質は飛躍的に向上し、それだけ提案訴求力が強化されたと言える。
また、受注が確定した案件では、図面を前にして顧客と細かな打ち合わせができるようになったので、顧客の要望を正確に設計部員へ伝えることができ、結果的に顧客満足度のきわめて高い設計ができるようになったことも見逃せない。
三つ目は、設計のコストダウンである。データベースが整備されたことにより、設計業務全般の省力化と効率化、および迅速化が実現された。これにより、従来までのムリ・ムダが一掃され、結果的に設計コストが著しく低減された。同社ではこの低減分を顧客に還元し、「高品質、高サービス、そして適正価格」というスミポールの新しいイメージ作りに成功している。
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新システムの構築は、福岡支店が中心となって昨年6月頃から準備が進められた。システムインテグレータの選定にあたっては大手数社のコンペが行われ、その結果、大塚商会が選ばれた。同社の抱える問題解決を長期的、全社的視点から図り、合理的なドキュメント管理システムの提案を行ったことと、広域ネットワーク構築の実績、そのための総合的なサポート力が福岡支店新システム構築プロジェクトメンバーに評価された。 藤田支店長は「とくにネットワークセキュリティ対策における大塚商会さんの信頼性は光っていました。これなら任せて安心と思いました」と選定の理由を語る。 |
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同社は新システム構築に予想以上の効果が得られたことから、今後は全社的な業務合理化を検討したいと考えており、大塚商会にIT化推進パートナーとしての役割を期待している。 |
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