
同社では、2004年4月から3次元 CGソフト『Autodesk VIZ 4』5本、『Autodesk VIZ 2005』1本、『Autodesk 3ds Max 6』1本、『Autodesk 3ds Max 7』2本、さらにCADソフト『AutoCAD』1 本を順次導入した。今回、3次元ソフトを取り扱うプロジェクトメンバー4名は、いずれも初心者だったため、最初に大塚商会のスクールを5日間受講し、そこ で基本操作をある程度学習した上で、トータルαサポート21のテレホンサポートサービスを利用しながら操作方法を習得していった。そして、同年12月に は、自社製品のうち300点を3次元CGデータ化し、同社のWebサイト上で無料で利用できるi-dropフォーマットによるダウンロードサービスをス タートさせた。その間、わずか8ヶ月しかかかっていない。まさに驚異的なスピードだ。
プロジェクトメンバーのひとりである、同社ハウジング開発課 プランニング係の村上 佳永 氏は、「みんなより1ヶ月遅れて始めたにもかかわらず、最初に作成したのが、複雑な形状のシャンデリアでした。当初は何もわからない状態でしたが、大塚商 会のサポートセンターの方に一から教えてもらい、1週間かけてなんとか仕上げることができました」と振り返る。
また、同社ハウジング開発課 プランニング係の板橋 純子 氏は、「4名のプロジェクトメンバーがそれぞれのやり方で作成してしまうと、後で情報の整合性が取れなくなるので、製作ルールを何度も見直しながら、最終 的にファイル名の付け方などをルール化して作業を進めていきました」と語り、同時並行で製作ルールづくりも行っている。
その後、自社製品の3次元CG化を着々と進め、2005年12月現在、3次元CGデータのダウンロードサービスで提供している商品点数は2,300点に上 る。同サービスは登録制になっており、毎月、新規登録者が増え続け、リピーターも多いという。同社ハウジング開発課 プランニング係の高野 雄介 氏は、「当初、我々が予想していた以上に多くの方に利用されています。イベント会場などでお客様とお会いすると、『使っていますよ』とよく声をかけられま すね」と語る。
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今回、業界初となる3次元CGデータのダウンロードサービスを実現したことで、建設業界における同社の知名度も確実にアップしているという。その意味で は、当初の狙い通り、自社製品の販売促進に結びついていることが、現段階における大きな導入効果である。今後は、総合カタログに記載されている6,800 点に上る全商品の3次元CGデータをアップロードし、ダウンロードサービスの充実を図るとともに、次世代の照明プランニングサービスとして、配光データを 取り入れた3次元CGによるリアルな照明プランを提供していく考えだ。 |
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「先日、『Autodesk 3ds Max』 上のリビングの仮想空間に、当社の照明器具のデータを落とし込み、光の効果をリアルに表現した照明プランをイベント用に作成しました。それをご覧になった お客様からは、とてもわかりやすいと大変好評でした。今回は、あらかじめ用意されていた仮想空間を利用しましたが、将来的には、お客様の間取り図をもとに 我々が3次元の仮想空間をつくり、リアルな照明プランを作成してお客様にお見せできるようにしていきたいと考えています。たとえば、屋外施設の外観をライ トアップしたいときに、以前は過去の経験をもとに照明プランを立てていましたが、3次元CGの配光データを活用すれば、投光器などをどこに何台設置すれば いいかイメージしやすくなるので、建築家や建設業者の方々には大変喜ばれると思います」と池田氏は今後の展開に期待を寄せている。 |
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さらに、「照明器具だけではなく、カーテンや壁紙などの素材も3次元CGに落とし込めば、建設業者の方がお客様に住宅プランを提案する際に、よりリアルで 効果的なプレゼンが行えるようになります。ただ、建設業者の方々に3次元CGデータを使ってくださいと言っても、現状では抵抗があるかもしれません。その 点、最新バージョンの『Autodesk 3ds Max 8』には、同社が制作した和室と洋室の仮想空間がバンドルされ他にも25点の器具がバンドルされています。 |
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仮想空間に同社のi-dropサイトからダウンロードしたデータをドラッグ&ドロップで落とし込めば、本格的な照明ビジュアライゼーションを体験することができるので、是非一度試していただきたいですね」と建設業者の3次元CGデータの積極的な活用に期待している。
このように同社では、データ配信サービスと次世代プランニングサービスの両輪で顧客へのリアルな製品イメージの伝達を推進している。