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住宅建築は一棟一棟が個別仕様の受注生産であるため、設計・施工という社内業務に入る前に、間取り、内装と外構、住宅設備など、お客様とのさまざまな設計打ち合わせが発生する。建築の素人であるお客様には、専門用語や業界用語は避け、一般用語でわかりやすく説明しなければならない。 |
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そのため、同社では設計の基本となる間取り図を手書きで作り、お客様と設計打ち合わせを行ってきた。同社が手書きにこだわってきたのは、無味乾燥なイメージを与える機械製図より、自社の熱意と人間的な温かみをお客様に伝えられると考えたからである。 しかし、手書きでの作成には問題があった。たとえばお客様宅を訪問して間取り図を前に打ち合わせを行い、お客様の要望を聞いて書き直し、その説明を聞いたお客様が、また新たな要望を出して書き直す場合など、修正に多くの時間を費していた。 |
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お客様にとって設計打ち合わせは、自分の住宅作りの夢が実現に向かう過程ではあるのだが、この過程も短いに越したことはない。また、何度も重ねなければならない打ち合わせに、密かに精神的負担を感じるお客様も少なくはない。
そこで、社内論議を経て「お客様との設計打ち合わせから竣工までの全工程を短縮し、お客様の満足度を向上させる」ために、すぐさまプレゼンに使えるCADの導入を決断。数社のCADを比較検討した結果、大塚商会が提案した『ARCHITREND 21(Ver.8)』の採用が決定された。
システム選定について、住宅事業部次長の宮津寛氏は「新たなCADの導入は、お客様に、より具体的なイメージをしていただくのが目的です。そのため、お客様にとって見やすく、理解しやすい画面を表示できることを基準に選定を進めました」と話す。
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住宅事業部に2台、建築部とリフォーム事業部に各1台の『ARCHITREND 21(Ver.8)』が導入され、接客コーナーに設置されている。 これにより、お客様との打ち合わせはCADを前にして行われるようになった。設計の説明やお客様の要望を取り入れた設計の変更が、その場で自在に行えるため、お客様とのコミュニケーションもスムーズかつ正確になり、頭の中で描かれている住宅イメージに限りなく近い設計が、迅速に実現できるようになったのである。 |
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また、「お客様にオフィスに足を運んでいただく」ための理由作りにもなった。同社は従来から、お客様に一度はオフィスを訪問してもらい、普段の社内の雰囲気や社員の執務状況を、ありのままに見てもらうよう努力してきた。そうすることで、会社とお客様との距離感をできるだけなくしたいと考えてきたからだ。地域に密着した同社だからこそできる強みと言えるだろう。
へいせいハウス(リフォーム事業部)プロデューサーの西原幹登氏は「このようにオープンオフィスにした目的は、お客様に対するサービスの向上と、私どものお客様に対するコミュニケーション能力の質の向上です。室内の空間に関しましても、へいせいハウスのコンセプトでもあります『深呼吸できること』を常に考え、癒しの空間作りを目指しています。一般のリフォームはもちろんのこと、お住まいに関するすべてのご相談をさまざまな角度から、お客様にご満足いただけるご提案をしていきたいと考えています。オフィスの環境は、IT環境も含め、お客様に満足していただくための大切な要因のひとつと考えています」と説明する。
今回の『ARCHITREND 21(Ver.8)』導入に関して、青蜴≠ヘ「当社の経営姿勢と導入目的を大塚商会さんはよく理解してくれました。導入前のアドバイスも導入後のフォローも適切で、当社の社風と通ずるところが多いですね」との感想を述べている。
地域オンリーワンの事業構想を掲げ、顧客ベネフィット機能としてのIT化推進に取り組む同社の姿に、IT社会のさらなる未来が見えてくる。