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期待した導入効果はすぐに現れた。『ARCHITREND Z』は、平面図から自動的に立面図を作成し、さらにパースまで作成してくれるため、図面作成だけでなく、顧客へのプレゼンテーションにも有効に活用することができることがわかった。 |
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「従来は、平面図と立面図はそれぞれ別々に作成しなければなりませんでしたが、『ARCHITREND Z』では、平面図を作成すると平面図情報をもとに自動的に立面図を起こしてくれますから、手間が半減されました。また、同様にパースも自動作成してくれるので、図面作成だけでなく、営業活動にも役立っています。お客様への提案時にはファサード(建物の外観)が重要になります。パースを描くことにより、どのような建物になるのか、イメージをつかむ(伝える)ことができます。設計担当者はパースがなくても建物の外観を想像することができますが、お客様は図面をお見せしても、パースがなければ、どのような建物が建つのかわかりにくいのです。パースがあれば、そうしたお客様に対するプレゼンテーションに活用することができます。これまでは、外注先に依頼して、パースの作成に約1週間かけていました。パースの修正があれば、さらに数週間かかりました。現在では、社内ですぐに作成できますし、修正も迅速に行えるようになりました」と、岡田氏は『ARCHITREN Z』の導入効果について語る。また、従来はデスクトップパソコンで設計を行っていたが、そのうち1台をノートパソコンに変更した。「ノートパソコンなら、お客様のところに持っていき、お客様の前でプレゼンテーションすることができます。その場で、いろいろイメージを変えて、パースをお見せすることができます。こうしたプレゼンテーションは、とても効果的だということがわかりました」と岡田氏は語る。
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現在、同社では平面図、立面図、パースの作成を、ほとんど『ARCHITREND Z』で行っている。岡田氏が最初に魅力を感じた「手間なし積算」については、現在、試験運用しているところだという。 「この「手間なし積算」は、データベースを構築する必要がなく、いったん数値を入力すれば、その後の積算においては、自動的に見積り金額などが表示される機能だ。したがって、未入力の項目のみを編集するだけで見積書が完成する。また、使い込んで数値を入力していけば、積算の精度が高くなる仕組みだ。 |
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「『手間なし積算』まで使いこなせるようになれば、さらに図面作成業務の効率化につながります。そうした体制までもっていくことが、当面の課題ですね」と岡田氏は語る。そうした課題が残っているとはいえ、岡田氏は『ARCHITREND Z』の導入効果に満足している。「操作方法を覚えるのは時間の問題です。平面図は、慣れれば1時間程度で入力できるようになります。今回、『ARCHITREND Z』を導入した最大の狙いは、図面上で使われるパーツの統一を図ることでしたが、『ARCHITREND Z』を使えば、別の担当者が入力しても、同じパーツを入力できます。したがって、作成する図面のクオリティーを一定に保てると同時に、ミスを減らすことにもつながります。図面作成業務の生産性は大幅に向上しました。『ARCHITREND Z』は本当によくできたソフトだと思います」と岡田氏は評価する。
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同社は『ARCHITREND Z』を導入することによって、図面作成業務の大幅な効率化を実現した。とはいえ、岡田氏は現状に甘んじることなく、さらなる『ARCHITREND Z』の使いこなし、さらなる業務改革にも意欲的だ。図面作成業務の効率化により、これまで図面作成にかけていた労力を、顧客とのコミュニケーションにあてることが可能になる。「注文住宅の場合、お客様との打ち合わせは最低でも8回から10回は必要です。今後は、図面作成業務の効率化により、これまで以上に密度の濃い、お客様との打ち合わせが可能となります。これはとても望ましいことです」と岡田氏は語る。『ARCHITREND Z』の導入は、経営面でも大きなメリットをもたらした。 |
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「設計や積算にかかる時間を短縮できるので、一戸建住宅や分譲マンションの企画・設計・施工から竣工にいたるまでの工期を短縮することができます。建売の場合、土地を取得し、設計、建築、竣工という工程を踏んで、最終的に売買契約が締結されなければ売上になりません。その過程でロスタイムがあると、入金までに時間がかかってしまいます。逆に言えば、工期の短縮は、投資した資金の回収サイクルの短縮につながるわけです。したがって、経営の効率化をもたらします」と岡田氏は語る。
現在、同社は『ARCHITREND Z』と『Jw-cad』を状況に応じて使い分けているが、近い将来に環境を『ARCHITREND Z』に統一することを検討しているという。「なるべく早い段階で、『ARCHITREND Z』により、すべての図面作成業務を行えるようにしたいですね。現在は『ARCHITREND Z』形式のデータと『Jw-cad』形式のデータが混在していますが、『Jw-cad』形式から『ARCHITREND Z』形式にデータを変換するのは簡単な作業なので、なるべく早期に実現したいと考えています。環境を統一すれば、図面作成業務をさらに効率化することができるでしょう」と岡田氏は展望を語る。
「今後は、当社のWebサイト上で建売住宅や分譲マンションなどの物件をクリックすれば、物件情報が地図と連動した形で表示されたり、また携帯電話でも物件情報を見られるようにしたいですね。不動産物件というのはスピードを要求される商品なので、携帯電話で情報を入手することができれば、お客様にもそれらを有効に活用していただけるのではないかと思います。そうしたシステム構築について、大塚商会さんからさまざまなアドバイスをいただきたいですね」と岡田氏は大塚商会への期待を語る。
新しく導入したCADシステムをさらに使いこなし、その先の業務改善にいたるまで、はっきりしたイメージを描いている同社は、今後も成長を続けるだろう。